Thursday, 14 March 2013

at the show...Chloé



After the show of Chloé.
I often see  Chloé's silver pointed tow like her.

クロエを巡るクロニクル。

世の中は便利でインターネットがあれば大抵の事は知る事が出来る。
クロニクルは指先をタップした瞬間に
目の前にあふれる。


まず驚いたのはそのデザイナーの変遷の歴史。

60年の歴史の中には
カール御大(ラガーフェルド)からマルティーヌ・シットボン、
ステラ・マッカートニーから、フィービー・ファイロまで煌々とした名前が続く。


いわゆる青田刈り。
これからを期待される若手の新人をデザイナーに抜擢し、
(そうか、今や名前を知らない人はいない彼らも若手であった時代が確かにあった訳で)
そして何時かの未来に巣立たせる。
これがクロエというブランドの方法論。デザイナーとの関係性。



***

ところで。
関わり方、という事について。

大好きでいつまでもずっと一緒にいたい人とは
ある一定の距離感を保ち続けていた方が、それは関係性として健やかで、
長く時間を共有することができる、とあたしは思っている。



「全てを分かり合えるという事はない」、「いつかは離れる時が来る」、
そういった種類の感情がつねに意識下にある、というか。
(本当に残念な事なのだけど、それは絶対に覆せない事実だ)。



絶対的に埋まらない距離感は、いくばくの寂しさと表裏一体で
それがあるからこそ、馴れ合いを防ぐ事が出来、つまり惰性を避ける事ができて、
互いが互いに成長し合える。


寂しくないの?といえば勿論に寂しいけれど
成長がない、惰性の関係を続ける哀しさに比べれば、
それならばあたしはやっぱり前者を選びたい。


*****

クロエというブランドとデザイナーとの関係性。
青田刈りで抜擢したとしても、その段階で
いつかの未来に「巣立たせる」事が決定している。

絶対的に埋まらない距離感、もしくは緊張感を孕んだ関係。




互いが互いに馴れ合いすぎず、寄りかかり過ぎず
コレクション毎に改めて、背筋を伸ばして向かい合うというか。一切もっての惰性がない。



クロエがフレッシュで若いイメージを保ち続けているのは
そういった常に常にの緊張感を持ち孕みながらのクリエイションだからなのかな、と思う。





クロエを巡るクロニクル。
掘り下げれば下げるほど、意外な発見と、驚きと。

4 comments:

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